ファーストガンダム誕生秘話
ファーストガンダム、実は52話だった。視聴率の低さから43話で打ち切り。知らなかった。
あのテンポ良く展開していくストーリーは実に心地よかったし、アクシズからア・バオア・クーまでの流れはとても、戦争の終盤のジオンの追い込まれていく様子と、地球連邦軍の戦力を消耗しながらも、戦略的重用拠点を落とすまでをリアルに描けている。
とても、10話も縮めたとは思えない内容だ。じゃあ、残り10話はどういうシナリオだったのだろう?地球から最も遠い設定のサイド3まで攻め込む設定だったのか?
戦略上の最重要拠点であるア・バオア・クー陥落をもって、終戦協定に望むのは、無条件降伏をするより現実的なシナリオだ。ソーラレイの存在も、実に説得力がある。
な〜んて、ことがあったのだが、これだけじゃなかった。
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最終話でなんと、アムロを殺しちゃうシナリオだった!が、続編を考慮し、生かすことに。「ごめんよ、まだ僕には帰れる所があるんだ。こんな嬉しいことはない。わかってくれるよね?ララァにはいつでも会いに行けるから」が最後の感動的なシーンになるだけだが、これも、なし。
さらにさらに、ガルマ・ザビが死んだ責任を取らされ、ドズル・ザビにより宇宙攻撃軍を罷免、左遷されたシャア、かの名台詞「ぼうやだからさ」を生んだこのシーンですら、なんと、視聴率が悪いのは陰気クサイ的キャラのシャアのせいだ、あの仮面を被った陰気クサイヤツは、適当にウッパラちゃえというのが、現実だった。
えぇ、あの左遷、すごく現実的にある話で、ガンダムの世界にリアリティを生んでいる重要なシーンだよねって思うんだが、現実はそんないい加減なアニメ制作サイドの思惑だった。
シャアがララァと出会ったのも、ガルマ・ザビが戦死し、シャアがその責任を取らされ左遷され、各地を転々としていたとき、インドで偶然、ララァと出会うという設定だが、そもそもララァとの出会いが、違う形だったのだ。
そんな、紆余曲折を経て、ガンダムという世界が完成されたのだが、すべての視聴率を意識した判断は、偶然の連続で、作品を傑作に変えてしまった。
これが、ファーストガンダム誕生の秘密だ。